ED治療薬を服用することで多くのEDは解消すると言われています。
しかし、ED治療薬には相性の悪い食べ物や飲み物があり、知らずに同時摂取してしまうと効果を得られない、または健康被害を被ってしまう場合があるため注意が必要です。
今日はそんな、知っているようで実は知らない、ED治療薬と相性の悪い飲食物シリーズを紹介していきましょう。
1.アルコール
基本的には医薬品とアルコールの飲み合わせは厳禁ですよね。
しかしED治療薬の場合は例外です。
ED治療薬はあまりアルコールの影響を受けないと言われており、むしろ適度なアルコールの摂取は雰囲気を出したり、勇気をくれたりとメリットの方が大きいです。
アルコールを摂取することで血液の循環も良くなりEDを解消する手助けになるので、適量であれば問題ありません。
しかし注意したいのが摂取量。
飲み過ぎによる泥酔などはED治療薬の効果を損ねてしまい、効果を得ることができなくなってしまいます。
ビールであれば2.3杯程度などに留めておいて、少しほろ酔いだな~くらいにしておくと効果的です。
アルコールの酔いに関しては、個人差があるので自身でほろ酔い程度に抑えておきましょう。
2.グレープフルーツ
グレープフルーツとED治療薬の相性は最悪です。
ED治療薬を服用すると、体内にある薬を分解する物質、「CYP3A4」によって分解されて効果を得ることができます。
グレープフルーツには「フラノクマリン」と呼ばれる成分が配合されており、このフラノクマリンは薬の分解をしてくれるCYP3A4の分解酵素の働きを邪魔してしまいます。
これによって、ED治療薬の成分分解が遅れ、体内に長時間成分が残ってしまう恐れがあります。
すると薬効が強く出てしまったり、本来効果が切れる時間でも残り続ける成分のせいで、長時間効果が持続してしまうなど、思わぬ副作用に悩まされる可能性があります。
またこのフラノクマリンはグレープフルーツだけでなく、一部の柑橘系にも含まれています。
もちろんグレープフルーツのジュースも危険ですので、ED治療薬を服用する際には、柑橘系なども一切控えた方が望ましいでしょう。
フラノクマリンは体内で72時間影響すると言われているので、当日だけでなく予定が前もって分かる場合には2日前くらいから控えておきましょう。
3.脂っぽい食べ物
天ぷらや唐揚げ、ファーストフードなど挙げればキリがありませんが、油っぽい食事はED治療薬の効果を帳消しにしてしまいます。
ED治療薬の成分は胃で溶けだした後に肝臓で吸収し、効果を発揮します。
しかし脂っぽいものを食事でとってしまうと、油に成分が馴染んでしまい、上手く吸収できずに効果を得ることができません。
また、油物ももちろんそうですが、満腹状態でED治療薬を服用しても効果を発揮することができません。
これはED治療薬の成分が食べ物と混合してしまい、成分だけを腸で吸収できなくなって流れてしまうためです。
ED治療薬を服用する際には、できる限り「空腹状態」で服用するようにしてください。
デート中やどうしても食事を摂らないといけない場合には、食後2時間を空けて、胃の中に食べ物が入っていない状態での服用が望ましいです。
ED治療薬と相性の悪い食べ物や飲み物を紹介させていただきました。
服用する際にはこれらを厳守して、正しく服用するようにしましょう。